- モビリティとは
- モビリティとフレキシビリティの違い
- モビリティを高めておくメリット
- モビリティトレーニングの実践
「スクワットで深くしゃがめない」
筋トレを始めたばかりの方で、このような悩みを抱えている方は少なくありません。
筋肉をつけるために重い重量を持つことは大切ですが、体が正しく動かない状態でトレーニングを続けるのは効果が落ちるばかりか、ケガのリスクを高めることにも。
そこで重要になるのが、今回のテーマである「モビリティ(可動性)」です。
多くの人が「体の柔らかさ=柔軟性」だけを気にしますが、筋トレにおいて本当に必要なのは、自分の意志でコントロールするモビリティ(可動性)。
この記事では、筋トレ初心者がまず知っておくべきコンディショニングの基礎として、モビリティの重要性とモビリティを高めるトレーニング方法について解説していきます。
モビリティとは

モビリティとは英語で「可動性・移動性・流動性」を意味しています。
身体に対して使う場合、関節の可動域(動かせる範囲)と筋肉の柔軟性の高さを指しています。
モビリティとフレキシビリティ(柔軟性)は混同されがちですが「モビリティ(Mobility)」は関節の動かせる範囲とその意識的に動かす能力を指し、「フレキシビリティ(柔軟性)」は筋肉の柔らかさを指します。
筋肉が硬く、フレキシビリティが低い状態ではモビリティも低下してしまいます。そのためフレキシビリティはモビリティの重要な要素のひとつですがそれだけでは十分ではありません。フレキシビリティ以外にも筋肉を上手に動かすためのトレーニングも求められます。
モビリティを高めておくメリット

モビリティが低下している状態ではケガのリスクが高まる可能性があります。
可動域が制限されている状態では代償動作(本来の動作や運動を行うのに必要な機能以外の機能で補って動作や運動を行うこと)が起こり
・腰痛
・肩痛
・スポーツパフォーマンスの低下
・正しいトレーニングフォームがとれない
上記のような問題が発生します。
一方、十分な可動域がある場合
・日常動作がスムーズになる
・スポーツパフォーマンス向上(走動作におけるストライドが広がるなど)
・トレーニングフォームが綺麗になり安全性が向上&トレーニング効果も高まる
このようなメリットがあります。
普段トレーニングや競技練習ばかりしている人も、普段の運動の合間にモビリティワークを取り入れることで、劇的に動作が快適にできるようになりパフォーマンス向上につながることでしょう。
あなたの体は大丈夫?簡単モビリティチェック
それではモビリティがどういったもので、どのように重要なのか理解したところで、実際に自分のモビリティがどうなっているかチェックしてみましょう。
今回は2つの簡単なチェック用のエクササイズを紹介していきます。
主に足関節・股関節・胸椎・肩関節の4つの関節をチェックしていくテストになります。。
スクワットや後ろで手を組む動作という、なじみの深い動きなので比較的すぐに実施できると思うのでぜひ皆さんも早速チャレンジしてみましょう!
- 【足関節・股関節・胸椎のテスト】オーバーヘッドスクワット
- 【肩関節のテスト】リーチング
【足関節・股関節・胸椎のテスト】オーバーヘッドスクワット
- 肩幅で立つ
- 肩幅で頭上に手を伸ばす
- なるべく背筋をまっすぐに保ったまま限界までしゃがむ
- 立ち上がる
- 上体が丸まらない
- 腕が背中から手先までまっすぐ伸びている
- 爪先は正面を向けられている
- 膝が内側に入っていない
- しゃがんだときに踵が浮かないか
【肩関節のテスト】リーチング
- 下側の手を掌が後方を向くように頭上に構える
- 上の手は掌が正面を向くように体側下側に構える
- 背面で手をつなげるかチャレンジ
- 背面で手をつなげるかどうか
可動性を高めるモビリティワーク
では、先ほどのテストで上手にできなかったり、テストをしないまでもスポーツ中や日常生活で動きにくさを感じている人はどうすればいいのか。
それは「モビリティワーク」を定期的に実施することです。
モビリティワークとはモビリティつまり可動性を高めるためのトレーニング。
いわゆる筋トレやストレッチとも少し違った、関節や筋肉の動きをよくするためのトレーニング。
参考までに股関節のモビリティワークの動画をシェアします↓
この動画をご覧になってもらうとわかるのですが、筋トレのように重りなどで筋肉を限界まで追い込んでいるわけでもなく、ストレッチのようにじっくりと筋肉を伸ばしているような動作とも違う独特な動きです。
こういった関節や筋肉の本来の動きに合わせたエクササイズを実施することで「ただ柔らかいだけではなく、思うように動かせる身体」になっていきます。
まとめ
座りっぱなしが長くなりがちな現代人は、特にモビリティが低下しやすい環境にあります。
意識してモビリティの低下を防ぐように運動を習慣づけたいところ。
モビリティを高めるモビリティワークについても別な記事で紹介していきますので、ぜひそちらの記事も参考にしてみてください。

