【アスリート必見】スポーツパフォーマンスが変わる!コンディショニングにおけるスタビリティの重要性

この記事でわかること
  • スタビリティとは
  • モビリティとスタビリティの関係
  • スタビリティを高めておくことのメリット
  • スタビリティトレーニング実践

ウエイトトレーニングで筋力の数値は確実に上がった。身体も大きくなった。それなのに、実際のプレー動作が変わらない……

日々の練習に真剣に取り組むアスリートほど、このような悩みにぶつかることがあります。
もしあなたが今、同じような悩みを抱えているのなら一度トレーニングの内容を見直してみるのもひとつかもしれません。

一生懸命トレーニングに励んでいるのに、いまいちパフォーマンスにつながらない。
このようなパフォーマンスが停滞する原因のひとつに「スタビリティ(安定性)」の低下があります。

この記事では、プロのアスリートも重要視するコンディショニングの基礎「スタビリティ」について、その科学から重要性、そして今すぐできるスタビリティトレーニングまで解説していきます。

「鍛えた力を、使える力へ」。
あなたの身体に眠っているポテンシャルを100%発揮できる身体をさらに進化させるために、コンディショニングの常識をアップデートしましょう。

目次

そもそも「スタビリティ」って何? コンディショニングの基礎知識

スタビリティは英語で「安定性」「持続性」を意味します

トレーニングやスポーツの現場では関節や体幹が動作中に適切な位置を保ちつつ、ブレずに安定して力を発揮できる能力のことを指しており、モビリティ(可動性)と対をなす関係にあります

モビリティに関する記事はこちら↓をご覧ください。

スタビリティ(安定性)とモビリティ(可動性)の関係

コンディショニングの世界には「ジョイント・バイ・ジョイント(Joint by Joint Approach)」という有名な理論があります。

これは、人間の身体の関節は「可動性(可動性)の役割をもった関節」と「安定性(スタビリティ)の役割をもった関節」が下の表のように交互に重なってできているという理論です。

足関節モビリティ
膝関節スタビリティ
股関節モビリティ
腰椎スタビリティ
胸椎モビリティ
肩甲胸郭関節スタビリティ
肩関節モビリティ
頸椎スタビリティ

上の表にあるようにモビリティ関節とスタビリティ関節は交互に重なっており、これらがぞれぞれの機能を充分に働かせ、連動し動くことで機能的な動作が可能となるのです(分離と協同という)。

ジョイントバイジョイント理論に関する記事はこちら↓

パフォーマンスが変わる!スタビリティが重要な2つの理由

「スタビリティ(安定性)が大切」という事実は、スポーツ界ではもはや常識となりつつあります。

どうしてもトレーニングというと見ために派手なバーベルを使ったエクササイズや、爆発力を高めるために実施するプライオメトリクストレーニングのようなものに注目が集まりますが、それらで高めた出力を活かすためにもスタビリティを高めておくことは非常に大切です。

スタビリティが重要な2つの理由
  1. パワー伝達ロスをなくし、爆発力を生む
  2. 怪我のリスクを低下させる

1.パワー伝達ロスをなくし、爆発力を生む

よくスタビリティの説明をするときに筆者は「釘」を例に出して説明しています。

釘が身体だとすれば、筋肉が発揮した力や床からの反発などがトンカチとすることができます。

トンカチ(筋肉)が大きな力を発揮しても、その力が伝わる釘(身体)が柔らかければ(スタビリティが低い)釘は十分に力が伝わらず、思うように板に刺さってはいかないはず。

これはスポーや日常動作でも同じで、身体の本来安定していてほしい部分がスタビリティの低下していると、力の伝達がうまくいかずパフォーマンスが低下してしまうことにつながります。

参考:Immediate Effects of Different Trunk Exercise Programs on Jump Performance

2. 怪我のリスクを低下させる

これはスタビリティのみに限った話ではありませんが、トレーニングによりケガのリスクを低下させることが可能となります。

なかでもスタビリティを高めておくことは、ほかのエクササイズを実施するうえでも姿勢保持力を高めるため、間接的にエクササイズフォームが綺麗になり、高負荷でも姿勢が崩れずに実施できるようになることで、ケガをしにくくトレーニング効果が高まり筋肥大や筋力向上はもちろん、そこからケガ予防の効果も高まると考えられます。

参考:The effectiveness of exercise interventions to prevent sports injuries: a systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials

あなたの安定性を試してみよう!スタビリティセルフチェック

それではモビリティがどういったもので、どのように重要なのか理解したところで、実際に自分のスタビリティ機能がどうなっているかチェックしてみましょう。

今回は2つの簡単なチェック用のエクササイズを紹介していきます。

体幹のスタビリティをチェックしていくテストになります。。

今回のスタビリティのテストでも前回のモビリティで紹介したように、道具がなくともできるテストをを2つ紹介します!

スタビリティセルフチェック2選
  1. ロータリースタビリティ
  2. スタビリティプッシュアップ

ロータリースタビリティ

ロータリースタビリティの実施方法
  1. 手が肩の下、膝が股関節の下に来るように四つ這いになる
  2. 空を飛ぶような形で右手を前に、右脚を後ろに同時に伸ばしてください
  3. 下につかないようにしながら右肘と右膝を体の中心でくっつけてください
チェック項目
  • 実施可能かどうか

スタビリティプッシュアップ

スタビリティプッシュアップの実施方法
  1. うつ伏せになり,両手を肩幅に開いて頭の上に伸ばす
  2. 手の位置を下げて,親指を額のラインに合わせる
  3. 両脚をそろえてつま先を立て,膝と肘を床から離す
  4. 体幹を真っ直ぐにしたまま体を1つのかたまりとして押し上げて,腕立て伏せの姿勢になる
チェック項目
  • 実施可能かどうか
  • 動作中腰が反ったり、お尻が上がって背中が丸まっていないか

安定性を獲得するスタビリティトレーニング

スタビリティトレーニングというと、よくイメージされるのがプランクではないでしょうか。

プランクも立派なスタビリティトレーニングですが、これ以外にもいろいろな姿勢でおこなったり、動画のような耐えるだけではなく動作があるものやケトルベルなどを使用したものまで多岐にわたります。

ご自身の種目や課題に応じたスタビリティトレーニングをおこなうことで、トレーニングにより高めた筋力やパワーをパフォーマンスへより転換していけるでしょう。

まとめ

今回はスタビリティとは何なのか。
どういった効果があるのかについて解説しました。

モビリティエクササイズと同じように、どうしても後回しにしがちなスタビリティトレーニング。

普段のトレーニング効果をさらに高めるためにも、1日1~2種目で構わないので取り入れてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

FitFind編集部のアバター FitFind編集部 FitFind編集長

パーソナルトレーナーとして10年以上活動し、パーソナルジムも運営している経験から、お客様方が最適なジムに出会うサポートをさせていただきます。

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