「筋トレって何時にやるのが効果的なんだろう?」
このように考えたことはありませんか?
仕事や学業、家事育児などで筋トレをする時間が限られている人がほとんどではないでしょうか。
その中でもどうせ限られた時間で筋トレをするならば、少しでも効果が高い時間帯に筋トレをしたいものですよね。
そこで今回の記事では朝と夕方以降に筋トレするのであれば、どの時間帯が効果的なのか科学的根拠もまじえながら解説していきます。
- 筋トレにおすすめな時間帯
筋トレにおすすめの時間帯は…

結論、筋トレをする時間帯はそこまで重要ではありません。
ただし、ジャンプやスプリントのパフォーマンスは夜が高いというデータも。
このことからいえるのは「筋肥大や最大筋力を高めるためのトレーニングであれば筋トレをする時間帯を気にする必要はそこまでない。競技者などでジャンプ力向上やスプリント力を高めるトレーニングをするなら夜の時間帯でのトレーニングがおすすめ」ということがいえます。
参考:Köse Y, et al. The effect of time of day on anaerobic performance and blood lactate response in trained men: assessment in relation to chronotype. Front Physiol. 2025 Aug 20:16:1610790.
Grgic et al. (2019) The effects of time of day-specific resistance training on adaptations in skeletal muscle hypertrophy and muscle strength: A systematic review and meta-analysis. Epub ahead of print.
時間帯によっては注意が必要なことも

アスリートのジャンプ力向上などの目的以外の、筋肥大や筋力向上が目的であれば時間帯によって効果に差はないというデータがあります。
しかし、それでも時間帯によっては少々注意が必要な場合があります。
それは
- 朝方の時間帯は体温が上がりきっていないためケガやパフォーマンス低下に注意が必要
- 就寝時刻まで間があかない場合、睡眠の質が低下する可能性がある
という点です。
朝方は体温が上がりきっていないためケガ&低パフォーマンス
人間の体にはいわゆる体内時計と呼ばれるものが存在しており、それによりホルモンや代謝などが時間帯によって刻一刻と変動しており体温もその例外ではありません。
起床時刻付近の朝に体温が低く、そこから徐々に体温が上昇し夕方から夜にかけて体温がピークを迎えます。
人は体温が高い方が(厳密には筋温)筋肉の粘弾性(伸び縮みのしやすさ)が向上し、より高いパフォーマンスが発揮しやすしもの。
そのため、朝の体温が上がりきっていないタイミングでは最高のパフォーマンスが発揮できない可能性があります。
筋力や筋肥大は総負荷量が大きく影響しています。
だからこそ、朝でも夜でも筋トレの効果に差はないというデータがありつつも、ジャンプやスプリントなどより大きなパワー発揮を求められる場合には差が生まれます。
では、この差を埋めるために重要なのは何か。
それはウォーミングアップによって体温を上昇させ、筋の粘弾性を高めることです。
十分に体温を高めるため、軽い有酸素運動やストレッチなどを筋トレ前に行うようにしましょう。
筋トレと就寝時刻の間があまりない場合睡眠の質が低下する
人は就寝前には体温が低下していきます。
赤ちゃんなどが眠くなると手の平や、足の裏などが熱くなるのは寝るのにあたって、体温を下げるため熱を外に放散するためです。
これが就寝時刻まで間があまり空いていない状態では、本来なら体温を下げたいはずなのに筋トレに
よって体温が逆に上昇し、睡眠の質が低下してしまうのです。
これを防ぐためには睡眠に入りたい時刻の2~3時間前には筋トレが終了しているようにしましょう。
筋トレをする時間帯に関するよくある質問

筋トレと筋トレをする時間帯に関して、よくある質問をまとめました。
- 食前と食後どっちが筋トレするのに向いていますか?
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食前と食後どちらもどの程度、筋トレまで時間が空いているかにもよりますが基本は食前の状態の方が体を動かしやすいと考えられます。もし食後かなり時間が空いており、空腹感が強いのであれば消化のいい食事などを少量筋トレ前(少なくとも90分以上前)に食べるようにするといいでしょう。
- 毎日同じ時間に筋トレするほうがいい?
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可能であれば同じ時間帯に習慣的に筋トレする方がおすすめですが、それが難しいのであれば柔軟に変えるのもアリです。最優先は長期的に無理なく生活に合わせて継続することです。
- 筋トレする時間を変えると効果が落ちる?
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一時的に効果が低下する可能性がありますが、またその時間帯でトレーニングを重ねることでその時間帯に運動することに適応すると考えられるので長期的には問題ありません。
まとめ
時間に制約のある方にとって、筋トレをする時間の確保は常に悩みの種になります。
しかし、そういった方にとって今回紹介した「時間帯にはあまり筋トレ効果は左右されない(筋肥大や筋力にとっては)」という事実は非常に心強い情報ではないでしょうか。
上手に習慣化しやすい時間帯をみつけて、継続していけるようにしましょう。

