デッドリフトはお尻・太腿裏・背筋これら体の後ろ側に位置する筋肉群を効率的に鍛える優れたエクササイズであることはいうまでもありません。
しかし、どんなに優れたエクササイズでも体の調子(腰痛や、背中の筋肉のこわばり)や、そもそも柔軟性や可動性の問題で正しいフォームをとることができない場合もあります。もちろん理想はデッドリフトをおこなうことですが、正しい動作を観につけたり腰痛が完全に改善するまで待っていては、本来デッドリフトができていれば鍛えられているであろう筋肉は衰えていく一方に。
そこで活用していただきたいのがデッドリフトのバリエーション種目。デッドリフトのバリエーション種目には腰への負担を軽減したものや、デッドリフトよりも柔軟性・可動性の求められる程度が低く初心者でも比較的容易に習得しやすいエクササイズがあります。
そこで、本記事ではデッドリフトのバリエーション種目について紹介して、デッドリフトがなんらかの理由があってできない方や、腰痛などによって一旦避けなければいけないといった方が代替できる種目を見つけるきっかけになれればと思います。
王道のデッドリフトとそのほかのバリエーション種目

基本はデッドリフト(コンベンショナルデッドリフト)をおこなうべきですが、負荷のかかる部位や目的・トレーニング環境に応じてデッドリフトのバリエーション種目に代替してみましょう。
両脚でおこなうデッドリフト
- デッドリフト
- ルーマニアンデッドリフト
- ダンベルデッドリフト
- ケトルベルデッドリフト
- ヘックスバーデッドリフト
片脚でおこなうデッドリフト
- スタガードスタンスデッドリフト
- シングルレッグデッドリフト
両脚でおこなうデッドリフト
デッドリフト
コンベンショナルデッドリフト(床から引き上げるデッドリフトのこと、以下デッドリフト)は、全身の筋肉(主に体の後面の筋肉)をデッドリフト一種目で鍛えることができる素晴らしいエクササイズ。デッドリフトには多くのバリエーションがありますが、まずは基本的な王道のデッドリフトを習得するようにしましょう。
- 足は腰幅・爪先はまっすぐ向けて立つ
- バーを土踏まずの上にくるように設置
- 肩幅でバーベルを握る
- バーが脛にあたるようにしながらお尻を落としてしゃがむ
- バーを体に密着させたまま、両脚で地面を押し立ち上がる
- 4と5を逆再生するようにバーベルを降ろしていく
- 4~6を繰り返す
ルーマニアンデッドリフト
ルーマニアンデッドリフトは太もも裏や背中を鍛えることができるエクササイズです。デッドリフトと異なり、直立の姿勢から股関節を折りたたむヒップヒンジ動作のみおこなうエクササイズなのが特徴です。
- 爪先はまっすぐ腰幅で立つ
- バーベルを順手・手幅は腰幅で持つ
- 腰から頭までまっすぐにした状態で股関節から上半身を折りたたむ
- 上半身が水平程度まで下がったら直立の姿勢まで戻る
ダンベルデッドリフト
ダンベルデッドリフトは、バーベルではなくダンベルを用いたデッドリフト。重心の位置が体により近づくことで、バーベルよりも可動域を大きくとりやすく初心者でも比較的動作を習得しやすいデッドリフト。
- 足は腰幅・爪先はまっすぐ向けて立つ
- ダンベルを脚につけるようにしつつ体側につけて持つ
- ダンベルが体から離れないようにしながらお尻を落としてしゃがむ
- だんベルを体に密着させたまま、両脚で地面を押し立ち上がる
- 2~4を逆再生するようにバーベルを降ろしていく
- 2~4を繰り返す
ケトルベルデッドリフト
ダンベルデッドリフトは、バーベルではなくケトルベルを用いたデッドリフト。ケトルベルを両脚の間を通すように降ろしていくため重心の位置が体により近づくので、バーベルよりも腰への負担が少なく姿勢も保持しやすい初心者向きのエクササイズです。
- 両手でケトルベルのハンドルを持つ
- 腰幅で立つ
- お尻を後方へ突き出すように上半身を水平程度に前傾させる
- 上半身を起こす
- 3~4を繰り返す
ヘックスバーデッドリフト
ヘックスバーとは別名トラップバーとも呼ばれる六角形の形をした通常のバーベルとは違う形状のバーベルのことです。ヘックスバーデッドリフトとはこの六角形の形状をした特殊なバーベルを使用したデッドリフトのこと。この形状により重心の位置が体の中心に近く、通常のデッドリフトに比べて上半身が直立に近くなることで腰への負担を減らしつつ、強度を高めることができます。
- ヘックスバーの中心に腰幅で立つ
- ハンドルを握る
- 脛と上半身の前傾角がおおよそ同じになるようにしゃがむ
- 力強く立つ
- 床にプレートがつくまでしゃがむ
- 3~5を繰り返す
片脚でおこなうデッドリフト
スタガードスタンスデッドリフト
スタガードスタンスは脚を前後に若干ずらした形でおこなうデッドリフト。主な効果は通常のデッドリフト同様にハムストリングス・大殿筋などを鍛えることができるエクササイズ。片脚でおこなうため、軽い重量で十分負荷が得られるので、腰への負担を軽減することができます。
- 片手でケトルベルを持つ
- 腰幅~肩幅で立つ
- 片脚を少し後方へ
- 股関節を折りたたみ股関節から上半身をゆっくり倒し、浮かせた足を後ろに伸ばす。
頭・背中・後ろ足が一直線になるように意識 - 上体を起こす
- 4~5をくりかえす
シングルレッグデッドリフト
シングルレッグデッドリフトは片脚でおこなうデッドリフト。スタガードスタンスデッドリフトと同じように、片脚でおこなうことでデッドリフトと同様の効果を得つつ、軽重量で十分な負荷が得られるの得Ⅾ、腰への負担を軽減して鍛えることができます。
- 片手でケトルベルを持つ
- 腰幅~肩幅で立つ
- 片脚を軽く浮かす
- 股関節を折りたたみ股関節から上半身をゆっくり倒し、浮かせた足を後ろに伸ばす。
頭・背中・後ろ足が一直線になるように意識 - 上体を起こす
- 4~5をくりかえす
デッドリフトの代替種目を覚えておこう

デッドリフトは腰への負担が大きく、多くの人が腰への痛みや疲労感を訴えます。特にスクワットでも高重量を扱っている場合、腰の疲労感は非常に強くなります。そのような場合にケガの予防といった意味でも、デッドリフトではなくスクワットをする日の補助種目にデッドリフトのバリエーション種目を覚えておいて、腰への疲労を抜きつつもハムストリングス・大殿筋をしっかりと鍛えるように射sテイクと、効率よく筋肉をつけることが可能となります。
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