「ジャンプ力を高めたい」
「筋トレでつけた筋肉を競技パフォーマンスにつなげていきたい」
競技力を高めていくために筋トレをしている人で、特にジャンプ力を高めていきたい人は多いでしょう。
そんな人におすすめなのが「スクワットジャンプ」です。スクワットジャンプはその名の通り、スクワットの動作から力強く空中へジャンプして、ジャンプ力をはじめ下肢のパワーを向上させる素晴らしいエクササイズ。
すでにバックスクワットなどのウエイトトレーニングをおこなっているのであれば、比較的フォームの習得は容易なのですが、安全にトレーニングプログラムへ導入していくには正しいフォーム習得だけではなく、導入までのあるステップを踏んでおく必要があります。
そこで本記事ではスクワットジャンプの正しいフォームと、スクワットジャンプ導入までのステップについて解説していきます。
この記事を読めば、これまでいわゆる”筋トレ”で終わっていたあなたのトレーニングが、より競技パフォーマンスを向上させるためのトレーニングへ変化していくことでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
スクワットジャンプとは?どんな効果が期待できる?
スクワットジャンプはトレーニングの中でも、筋肉を大きくするものではなく筋パワー(筋力とスピードの掛け算。大きな力を爆発的に発揮する能力のこと)を高める目的でおこなわれるエクササイズで、主に大腿四頭筋(太もも前の筋肉)・ハムストリングス(太もも裏の筋肉)・下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)を鍛える効果があります。
スクワットやデッドリフトなどで下肢の筋肉を鍛えていてもジャンプ力が高まる可能性がありますが、それもある程度で頭打ちになることがあります。それは筋力が強くなっても、その筋力を「速く」発揮することができていないから。バーベルを担いでのスクワットは動作がジャンプや走る動作と比べると遅く、その遅い動作の中で筋力を発揮できるようになっているにすぎません。
大きな筋力を発揮できるようになったものを、スクワットジャンプをおこなうことで速く力強く動けるようになります。
スクワットジャンプのやり方
スクワットジャンプはその名の通りで、スクワットとジャンプを足したような動作です。スクワットのようにしゃがみ込み、そこから目一杯高くジャンプするエクササイズ。シンプルながら、ジャンプ力を高めるのには非常に効果的なエクササイズのひとつです
- 腰に手をあて腰幅で立つ
- クオータースクワット程度の深さまでしゃがみ3秒程度姿勢を保持
- 足裏全体で力強く地面を押し、高く飛び上がる
- 膝で衝撃を吸収しつつ着地
- 2~4を繰り返す
スクワットジャンプまでのステップ

スクワットジャンプは重りこそ持たないものの、高い位置から落下する体重を着地で支える必要があるため体に大きな負担がかかるエクササイズです。だからこそ、一見簡単に見えるもののスクワットジャンプを本格的におこなう前に習得しておくべきエクササイズがあるので、習得しておくべき順番に解説していきます。
スクワットジャンプの基となるスクワットを自重で正しく行えるようにしましょう。
バーベルを担ぎ荷重した状態でスクワットを実施。目安は自体重の1.5倍がもてると望ましい。
勢いをつけて素早くしゃがみ込み、その負荷を受け止めるスクワットの着地局面の練習。
地面からボックスの上へ跳びあがり、高所へ着地することで床へ着地するよりも着地の衝撃を和らげてスクワットジャンプの練習をします。
高所から地面に着地して、スクワットで跳びあがった位置からの着地の練習をします。
ここまでのエクササイズができるようになったらスクワットジャンプを本格的にプログラムへ導入できます。
自重スクワット
重りをもたずにおこなう最も基礎的なスクワット。スクワットジャンプの動作そのものを習得するために、まずは自重で丁寧に動作を学んでいきましょう。
- 肩幅よりも少し広めの足幅で爪先は30度外へ向けて立つ
- 両手を前に伸ばし、お尻を引きながらしゃがむ
- 足裏全体で力強く立つ
- 2~3を繰り返す
バックスクワット
バックスクワットはバーベルを肩に担ぐスクワットで、太腿前側とお尻をバランスよく鍛えるのに有効なエクササイズです。
- バーベルを肩に乗せる
- 足を肩幅くらいに広げて爪先を外に30度ほど開いた状態で立つ
- お尻を後方へ椅子へ座るイメージで突き出しながらしゃがむ
- お尻が膝よりも下にくるまでしゃがむ
- 力強く両脚で立ち上がる
ドロップスクワット
ドロップスクワットはスクワットの下降局面に勢いをつけてしゃがむ、スクワットジャンプの着地の練習にあたるエクササイズ。
- 腰幅で立つ
- 両手を上に挙げる
- 腕を振り下ろす勢いでしゃがむ
- 1~3を繰り返す
ボックスジャンプ
ボックスジャンプは、地面から専用のボックスに跳ぶエクササイズ。床から跳んで、床へ着地するときと比べて、ボックスに着地することで着地の衝撃を減らすことができ膝などへの負担を軽減することができます。
- 脚を腰幅で立つ
- クオータースクワットくらいの深さまでしゃがむ
- 目一杯体を大きく使いながら高く跳ぶ
- 膝を柔らかく使い優しく着地
- ゆっくりボックスから降りる
- 1~5を繰り返す
ボックスドロップランディング
ボックスドロップランディングは、ボックス上から地面に降りてスクワットジャンプで跳びあがった高い位置からの着地を練習するエクササイズ。
- ボックス上に腰幅で立つ
- 両手を頭上へあげつつ片脚をボックス外へ振り出す
- 腕を振り下ろしながらボックスから飛び降りる
- 膝を柔らかくつかい着地の衝撃を和らげる
- 1~4を繰り返す
まとめ
スクワットジャンプは比較的シンプルな動作で習得はそこまで難しくないエクササイズながら、きちんと正しくおこなうことでジャンプ力向上はじめ下肢の筋パワーを高める効果が期待できます。ぜひ、競技力を高めるためにトレーニングに励んでいる方は今回の記事で紹介したスクワットジャンプを取り入れてみてください。

